【作者信息】mapelao氏

正確には、10周年と10日と10時間10分記念(?)です。
わーいわーい!

キャラ制作を始めたのが2007年4月1日なので、
ついこないだのエイプリルフールがちょうど10周年の日付でした(事後報告)
まあその、すっかり忘れてしまっていたので、10周年と10日と10時間10分記念ということでお茶を濁しておきます。

まだインターネット上に何かキャラを公開したというわけではないんですが、
処女作『スプー(いわゆる動画スプーとは別物)』 を作り始めたのが2007年4月1日でした。
10年前の今頃は、スプーのモーションを描き描きしてるところだと思います。
image[541] 00490-001
↑こんな感じの。

モーション描き描きは5月半ばぐらいまで続いて、
描き終えたらパレット編集と登録の作業をちまちまやって、airで諸情報を登録して、
cmd,cns組み立てて、ようやく完成し、公開したのが6月24日でした。



思い返してみると、なんでモチベーションが続いたのか、不思議なもんですね。
お世辞にも絵が得意なわけでもなくて、自負も意地もプライドもなくて、
誰かに見せたい見てもらいたい、認めてもらいたいという気持ちもなくて、
純粋に作りたいという気持ちが数ヶ月もの間燃え続けていました。

そんなにスプーが好きだったのかよ、と問われると、そうでもなかったと思います。
好きの気持ちだけで数ヶ月もの間熱意を持ち続けられるほど、あいつはそんなに愛くるしい見た目してませんので(酷
プログラミングの知識0の段階からステートとは何か、トリガーとは何かについて理解するのはかなり難しかったし、
AIに関しては1週間の間、日夜その意味について考えた後にようやく理解できたってぐらいです。
後になって振り返ってみると楽しかったな、と感ずることも多いですが、
その道程は必ずしも平坦ではありませんでした。

それでも作りたいというモチベーションの灯火が消えなかったのは何故だろう?と自問してみると、思い当たるのが、
現在までの私のMUGENキャラ制作に関する考え方、その全てに通底するものですが、
七面倒なキャラ制作などというものを行わしめたものの正体はひとえに『執念』じゃないかと思うわけです。
評価されたいとかこのキャラが好きだとか、『もしもそうではなくなってしまったら』消えてしまうものではなくて、
作るんだ、と決めたらそれ以外の答えが見えなくなって、
ある種強迫観念のようなものが、楽しい楽しくないにかかわらず否応無しに完成へと導いてくれる。

無論、キャラを作りたいと思い立った動機そのものが愛だったり面白そうだなあという興味だったりはするのですが、
じゃあその興味とか愛で、スプライトを作ってモーション登録してcns書いて・・・といった具合に、
数ヶ月に渡って作業を続けられるかというと、やっぱり到底無理かなあと思うのですよね。

小説なんかでもそうですが、設定資料だけが山積みになって、
こうこうこういう筋書きで、このキャラはこうで・・・というデータが蓄積したところで、
小説そのものについては書いてないよ、て場合。結構あると思うんです。
辛辣な言い方をするならそれは、興味とか愛で『止まっている』。
その先の『想像を形にしよう』というモチベーションを支えるのは、やはり『執念』ではないかなあと思うのです。

言葉を変え、気が変わることも幾度となくありましたが、思想の原点は変わらないものですね。
まあその、『執念』がどうこうについては、私自身キャラ制作に限ったことではなく、
自身の半生のテーマでもありますから、
『執念』を以て、とりあえず今後、死なないことに命を懸けて、しぶとく生きたいと思っています。

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